<第1回>弁護士独立の1年前から人脈づくり

インタビュー

一つ一つのつながりを大切にし、仕事がもらえる「誠実さ」 を持つ若手弁護士永野達也氏に人脈づくりの大切さを伺いました。

対談スタート

弁護士独立1年前から人脈づくり

【ミカタ編集部】

こんにちは。本日は永野総合法律事務所代表、永野達也先生の事務所に伺っています。永野先生は、2017年の1月に独立された若手の先生で、今順調に事務所を大きくされています。本日はよろしくお願いいたします。まず、永野先生のプロフィールを伺いたいです。弁護士を目指されるようになったきっかけ、そして独立開業に至るまでのこれまでのご経歴を教えていただけますか?

【永野氏】
私が弁護士を目指すようになったきっかけですが、子供の頃から将来は人の役に立っていることを実感できる仕事につきたいと思っていました。確か中学校か高校生くらいの時、たまたま手に取った法律の入門書を読んで、法律の勉強が面白いと感じたんです。それをきっかけに、一般的には難しいとされている法律を自分自身が楽しいと思って勉強できるというところから、法律を使って何か人の役に立てる仕事はないかと考えたところ、弁護士という仕事を知り、目指すようになりました。

【ミカタ編集部】
弁護士の登録をされてから、まずはどこかにお勤めになりましたか?それともいきなり開業しましたか?

【永野氏】
最初は都内の法律事務所に勤務いたしました。1年目に所属した事務所が、企業法務と倒産案件との二本柱でやっている事務所でして、その事務所で徹底的に書面の書き方や倒産事件や、企業法務の扱い方というのを勉強しました。

【ミカタ編集部】
そこでは何年くらいやっていましたか?

【永野氏】
1年くらい務めました。2年目からはまた違う事務所に所属しました。その事務所では主に債権回収案件が多かったので、そこで債権回収、民事訴訟や執行保全法といった実務的な知識を勉強することができました。

【ミカタ編集部】
永野先生の今の得意業務はどういったものを扱っていますか?

【永野氏】
1年目の事務所で学んだ企業法務の知識と、2年目以降の事務所で学んだ債権回収の知識は自分の中で残っておりますので、その2つを主に扱っております。

【ミカタ編集部】
永野先生はその経験を経て独立をされたんですね。今日は独立開業時のリアル事情を伺っていきたいと思いますが、実際に独立される際に何かご準備されたことはありますか?

【永野氏】
やはり独立するに際しては、自分についてくるお客さんというのが大事になってきます。ですので私は、独立する1年前から自分自身の人脈の輪を広げようと思いまして、積極的にいろいろな交流会に参加したり、他の先生がやっていらっしゃるセミナーに参加し、いろんな方と知り合うように努めました。

 【ミカタ編集部】
そのセミナーに参加するときは、どんな方々を目的としているんですか?
【永野氏】
私が参加したセミナーは起業家が参加するものと、士業が参加するものの2種類ありまして、起業家が参加するものに関しましては、将来の依頼者になってくれる方がいないかどうかというところです。士業の方が参加するセミナーは、世代の近い弁護士の先輩方の話を聞いて自分自身の将来性を検討してみたり、他士業の先生に関しましては、何か仕事の上で協力できることがないかどうかというのを考えながら参加していました。

【ミカタ編集部】
最初に事務所を、レンタルオフィスという形でやっていらっしゃると思いますが、最初から事務所を持つと言う選択肢もあったと思います。その時にレンタルオフィスという選択をしたのはどのような理由からですか?

【永野氏】
銀座一丁目にあるレンタルオフィスを借りましたが、その中でも面積の最小限、一番固定費用がかからないところにしました。というのも、弁護士向けの開業セミナー等でも、最初は小さく始めて、状況を踏まえてだんだん大きくしていくというのがモデルとして適切だという話を聞きました。私自身も開業当初はどれくらいの売り上げが立つのか手探りだったので、いきなり自分の事務所を構えようとすると、内装費用や敷金礼金などがかかります。まずはレンタルオフィスで初期費用を少なめに始めてみて、それから状況を見てだんだん拡大していければいいかなという判断でした。

紹介でお客様開拓をするには

【ミカタ編集部】

まずは経費をいかに最小限に抑えるかということを考えていらしたのですね。開業して11ヶ月が経ちますが、早速移転して事務所も大きくなって、記事では伝わりませんが、とてもきれいな事務所で素敵だと思います。ちなみに独立される際に前の事務所さんのお客さんは連れてこれましたか?

【永野氏】
数社顧問先を持ってくることができました。

【ミカタ編集部】
前の事務所さんはいいよという話だったんですか?

【永野氏】
誰に依頼するかは依頼者が決めることだ、というのがお互いにあったので、依頼者の意思を確認しました。その結果、私が主に担当させていただいていた顧問先の中で、私自身を信頼してくださった方が数社いらっしゃり、独立後は私と顧問契約を締結していただけることになりました。

【ミカタ編集部】
前の事務所で先輩の弁護士さんもいたと思いますが、なぜその顧問先の方は永野先生を選んでくださったと思いますか?

【永野氏】
自分で言うのもなんですが、一つ一つの案件を丁寧に対応させていただいたというのを見ていただいていたのかと思います。

【ミカタ編集部】
誠実さが伝わったということですね。独立されてからお客さんの開拓や営業はどうやっていらっしゃいますか?

【永野氏】
ほぼほぼご紹介です。今のところホームページも作ってネット集客も検討しましたが、やはりネット集客は、都内だと同業者が多いのでなかなか人が集まりません。なので今はご紹介がほとんどです。

【ミカタ編集部】
ご紹介をもらうといっても、名刺交換をしてそれがすぐ仕事につながるかというとそうではないと思います。ご紹介をいただくために永野先生が努力されていることはなんですか?

【永野氏】
今のところご紹介から仕事につながっているものの半分くらいは同業者からのものです。地方で働いている同業者で、都内の案件だからと言う形で紹介いただいたりと言うこともあります。他の同業者にも、誠実な対応を心掛けていたところを信頼いただいて、紹介につながったのだと思います。

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