士業の事務所選択について~自宅開業・事務所賃貸について~

経営・マーケティング
士業の皆さんは、資格を取ってすぐに開業される方もいらっしゃいますし、一旦どこかの企業(事務所)に勤務してから開業すると言った人など、様々だと思われます。
 
また、その士業の業務内容によっても違いは出てくる事でしょう。
 
士業以外でも、どのような業種であろうが、自宅で開業をされる方は多くいらっしゃいます。近年の統計データでも、過半数の方が自宅にて開業をされていると言うデータがあります。
 
自宅で開業する事に対するメリットやデメリットは様々です。
それでは詳しく見ていきましょう。
 

1.自宅開業のメリット①

まず、自分で開業をされる場合、必ず所在地の事務所や会社の住所の登録が必要となります。
 
ここで選択肢として考えられるのが、自宅です。
 
自宅で開業する事を選択する場合に、最大の理由としては、コスト面でしょう。賃貸物件を借りる場合は、賃料や敷金、更新料などのコストが発生します。
 
ですが、自宅を事務所にする場合は、その費用は一切かからないと言う事になるわけです。開業する時には、士業に限らず、事業が軌道に乗るまでは、はっきり言って不安定な状態が続く場合があります。勿論の事ながら、ずっと企業にお勤めされていた方で、開業したとしても、今までの関わりとして、顧客の集客がすぐに用意できる方や、一定の開業のための資金があるのであれば、賃料を払って事務所を構えても良いでしょう。
 
ただし、開業と言うのは、やってみなければわからないと言う事は沢山あります。
 
それは、つまりリスクと言う事になるわけです。
ですから、そのリスクと言う不安要素が完全に払拭できるまでは、自宅で開業する事は、コスト面としても、とても良い事だと言えるでしょう。開業する際に、ある程度の資金が調達できているとしても、できる限り固定費となる賃料などに使わず、そのお金をマーケティングなどの経費に使う事によって、更なる集客を見込める場合もありますので、そのような観点からしても、自宅開業は魅力的だと言えます。
 

2.自宅開業のメリット②

コスト面の他に、自宅で開業をする場合のメリットは沢山あります。
 
まず、自宅が事務所や会社になっているわけですから、通勤にかかる時間や費用が抑えられます。極端な事を言ってしまえば、その日に自宅のみで仕事をする予定であり、人と会う事もないと言う事であれば、朝起きてパジャマで仕事をしても良いのです。そういった観点からすれば、自宅で開業される方は、外に出て仕事をしている人に比べて遥かに自由度が高くなります。
 
通勤の電車や、職場に向かう手間も省ける為、身支度の準備が必要ではない日もあるでしょうし、電車などの時間や、車移動であっても、混む時間帯などを考えなくて済みます。また、もしも自宅開業した場合に、ある程度の事務所的なものが構えられるのであれば、どこかでお客様と会う事なく、事務所に直接起こし頂く事も可能となります。更に、自宅での開業となると、時間も自由に使う事が可能となりやすいです。
 
通勤している人などは、その時間を仕事に当てる事は、あまりできない人の方が多いのではないでしょうか?車で通勤している人であれば尚更です。運転中に仕事をするのは、完全な自動運転が確立されて寝ていても目的地に到着することができるようになるまでは不可能に近いからです。
 
そう言った観点からすれば、自宅で開業されている場合、その通勤に使う時間も仕事の時間に当てる事が可能となります。事務所を開業した時は、デスクにて行う仕事が沢山ありますので、その時間も無駄にせずに活用する事が可能と言うわけです。

3.自宅開業のデメリット①

自宅で開業する事に対して、上記ではメリットを取り上げてきました。
 
しかし、一方で、自宅で開業をする事によって生じるデメリットがないかどうかを見ていきましょう。
 
まず、自宅で開業される場合、資金などがある程度あり、事務所っぽいような見栄えにできるのであれば、お客様を呼ぶ事は可能と言えます。
 
しかし、1つの部屋で開業した・・・などの場合については、見た目が事務所のようには見えず、ただの人の部屋に見えやすい為、お客様を呼びにくいと言う事がデメリットの1つでしょう。この場合、外でお客様と待ち合わせなどをして、カフェなどを利用したり、コワーキングスペース、ビジネスラウンジなどを一時的に利用する事によって解決できるかもしれませんが、移動をするコストや、それらを借りたり、お茶を飲むにも料金が発生します。これは、自宅で開業した際の大きなデメリットとする事ができるでしょう。
 
士業の仕事内容にもよるかもしれませんが、お客様と定期的に面会しなければならない業種などの場合については、自宅で開業するよりも、むしろ賃貸で事務所を構えている方が結果的にコスト面で安くつくと言う場合もあるはずです。これは、自分がどのような士業の業種にするのか、また、業種の中でも、その中でどの分類に特化するかによって選択しなければならない項目の1つとなります。
 
ただし、この問題についても、開業をしたばかりの当初については、軌道に乗せるまでに時間はかかるものだと考えておくべきですから、初めは自宅で開業し、事務所を構えた方がコスト的にも楽になると言う場合、その時に事務所を構えると言う選択をしても良いのかもしれません。
 
また、士業の業種によっては、自宅で開業する事が、マーケティングや集客に対してマイナスに働いてしまう種類の士業もあることでしょう。まずは、どのような士業につき、どのような業務を行っていくかによって選択するべきだと考えます。

4.自宅開業デメリット②

コスト面以外に、意外と問題となってくるのが、自分の気分などの問題です。
 
自宅は本来、落ち着く場所であり、外で勤務されている方などにとっては、外では仕事モード、自宅に帰れば仕事モードから解放されて、一呼吸置けると言う人も多いのではないでしょうか?自宅で開業するとなると、その一呼吸を置く事や、仕事モードから休息モードに切り替える事が難しいと言う方がいらっしゃいます。
 
この問題については、人それぞれの考え方や性格が影響すると思われますので一概には言えない部分ではあるのですが、切り替えが中々難しいと考える人にとっては、自宅で開業する場合に、それなりに工夫も必要となります。
 
例えば、この時間になれば仕事を一切辞めて仕事に使っている物を隠してしまったり、特別な珈琲を用意しておいて、その一杯を飲めば休息モードなど、それぞれ自分に合ったスタイルを見つけてモードを切り替えるなどすると良いでしょう。
 
また、将来的に事務所を構えたいと考えているのであれば、自宅開業をしても、その事を目標にする事によって、更なる活力に繋げられる場合もあります。ですので、そのような事も念頭に起き、自宅開業を考えてみると良いと言えるでしょう。

5.士業の自宅開業のまとめ

いかがでしたでしょうか?自宅開業と言っても、それぞれによって様々なパターンが存在すると考えておくべきだと言う事が分かって頂けたのではないでしょうか?
 
自宅で開業するには、自由度があり、コスト面が浮くなどのメリットも沢山あります。
 
また、開業した場合は、どのような業種であろうが、不安はつきものですし、マーケティングにかかる費用や、必要な機器などを揃えるにしてもお金はどうしてもかかってきます。軌道に乗せるまでは、やはり事務所を構えると言う事よりも、できるのであれば自宅開業の方が、メリットが多いと考えます。
しかし、初めから事務所を構えると言う事も決してマイナスばかりではありません。リスクを背負って事務所を借りて開業するわけですから、取引先からしても信用度は自宅開業に比べて上がると言う面も実際にはあります。
それぞれのスタイルや、士業や事業の内容に合わせて考えて頂ければと思います。
 

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