組織で働く者の心構え
前回の記事をお読みいただいて、「組織で行政書士として働いてみたい!」と思われた方もいらっしゃるかと思います(そう思ってくださる方がいることを願うばかりです。。。)。 ここでは、私の経験を踏まえ、組織で働く者の心構えについてお話ししたいと思います。
①組織の中で自分が活躍できる場がないかを常に考える
資格を取得してからは、テレアポや飛び込み営業をしたり、HPを制作したり、DMを打ってみたり、建設業者向けの研修を始めてみたり、とにかく先輩方がやってこなかったことにチャレンジをしてみました。組織に不可欠な存在になろうと行動してきた結果、今の立場になれたのだと思います。
②行政書士業務以外のことにチャレンジする
組織に入ると大体そうだと思うのですが、確実に視野が狭くなります。行政書士事務所に入れば、行政書士業務のことしか見えなくなります。行政書士業務という型に囚われてしまいます。そうなると、悪く言えば組織の歯車の1つとなってしまい、行政書士の仕事が楽しめなくなります。自分自身にとっても、組織にとっても悪い状況となってしまいます。 私は学生時代の夢は「社長になる」というざっくりしたものだったので、自分の成長につながることであれば、何でもやってみたいという気持ちでいました。実際、名南行政書士事務所に入所してから2年間は、ほぼ行政書士業務をやっていません。これは、今思えば、上司に感謝なのですが、全く行政書士業務に関係のない2つのプロジェクトのメンバーに選出され、その企画から運営まで携わらせてもらいました。そのおかげで、行政書士という枠にとらわれない考え方が身に付いたと思います。その後、行政書士の資格を取ってからも、その考え方は変わっていません。行政書士という枠にとらわれない考え方ができると、お客様のニーズを解決するために、さまざまなアプローチができるようになります。
③組織の資源を活用する
「組織の良さ」でも述べましたが、組織に入ったからには、組織の資源を活かさなければ意味がありません。資源とは、ヒト、モノ、カネ、情報です。 例えば、組織が持っている研修室を利用して、お客様を集めるセミナーを開催してみたり、スタッフ何名かで協力して新しいサービスの提供を始めてみたり、組織が持っている情報を、他事務所に提供するサービスを始めてみたり、資源があるとできることが多いです。 最近、私が資源を活用しているのは、「名古屋行政書士探究会」という行政書士向けの勉強会です。行政書士法人名南経営のスタッフ(ヒト、カネ)、研修室(モノ)を活用して運営しています。この勉強会の説明は省略しますが、主催する目的は、業界内で行政書士法人名南経営のプレゼンスを高めたり、情報を集めたり、アライアンスパートナーを見つけたり、というものです。 組織の資源を活かして、自分自身で何かを主催してみるというのは、非常に勉強になります。勉強会の主催について、やることを細かく分割すると、日程調整、講師の依頼、会場の確保、集客、参加者への連絡、会場の準備、受付、司会、懇親会会場の確保、講師料の支払い等、の仕事が発生します。当然組織のためにもなるのですが、自分自身の成長にもつながります。
④チームプレイを大事にする。
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